Renovate で作る「頑張らない」運用のすすめ
依存関係更新の手動対応をやめて、Renovate で自動化する方法をまとめました。クールダウン期間(minimum release age)を設定してサプライチェーン攻撃のリスクを回避しつつ、手間をかけずに安全性を維持する「頑張らない運用」の設計方針を紹介します。
目次
あなたのプロジェクトで、最後に依存関係(プログラムが動くために必要な他のライブラリやパッケージ)を更新したのはいつですか?
今年は React Server Components の深刻な脆弱性が発見されました。個人のプロジェクト、過去に公開したままの検証用 Web アプリ、現在稼働中のサービス。すべてで手動更新が必要となり、正直「面倒くさい」という気持ちが勝ってしまいました。
なので誰も不幸にならないサイトはそのままデプロイを落としています。それくらい面倒くさかったです。
React Server Componentsにおける脆弱性について(CVE-2025-55182) | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理推進機構(IPA)の「React Server Componentsにおける脆弱性について(CVE-2025-55182)」に関する情報です。
セキュリティ対策として必要だと分かっていても、依存関係の手動更新を続けることは不可能です。個人ならまだしも、チーム開発では「担当者がいなくなった瞬間に更新が止まる」という組織のリスクにもなります。
この経験から、私は「問題が起きてから慌てる」のではなく、日常的に更新され続ける仕組みを前提にしなければならないと確信しました。この記事では、Renovate を使った依存関係の自動更新と、その運用方針について記載していきます。
なぜ手動更新は破綻するのか
個人の場合、過去に公開したウェブサイトやアプリにほとんどユーザーがいないのであれば、いっそのこと壊してしまえばいいでしょう。仮にユーザーがいたとしても、それらすべてを手動で対応するのは大きなストレスになります。たとえ 1 つの作業が 5 分程度で終わるものだとしても、強制されること自体が苦痛だからです。
実際、私は過去に公開したサイトで、ユーザーがいた可能性はありますが「なくても困らないだろう」と判断し、Vercel や Cloudflare のデプロイを停止して公開をやめてしまったものもあります。
今回のような社会問題レベルの脆弱性は二度と起きてほしくありませんが、個人ならまだしも、多くの利用者がいる企業のサービスでこうした事態が起きれば、多大な損害を与える可能性があります。実際に 2025 年 12 月 13 日時点で、IPA によれば国内でも被害事例が確認されています。
組織でのチーム開発に目を向けてみると、リポジトリ(プロジェクトのコード保管場所)が少ない場合でも、担当者がその都度依存関係を更新しなければならないリスクを孕んでいます。
開発が活発なシステムなら良いですが、運用が安定して放置されているものや、依存関係が長年更新されていないシステムも多々あります。そうした状況では、一人の担当者が複数のリポジトリを管理することも珍しくありません。
今回は React が対象でしたが、もしこれがもっと基盤となる npm ライブラリで脆弱性が起きたらどうでしょうか。すべてのリポジトリが対象となり、担当者はその対応だけに数日を費やすことになります。セキュリティの知識がある担当者ならまだしも、手順書に従って操作するだけのオペレーターが運用している場合は注意が必要です。またベテランが去って新人が引き継いだばかりのケースでは、自動化されていないことが深刻な属人化を招く原因となります。
個人の話に戻ると、私は以前 Dependabot を利用して自動で依存関係を更新していた時期がありました。その際、実際に中程度の脆弱性が発見されて PR(プルリクエスト、コード変更の提案)が発行されましたが、特に差し迫ったリスクを感じなかったために、そのまま放置してしまった経験があります。
TypeScript のエコシステムは更新スピードが非常に早く、脆弱性の発見や悪意のあるパッケージの混入も起きやすいという側面があります。これは OSS の開発が活発で成長している証拠でもありますが、同時にリスクでもあります。私がこの業界に入った 2022 年から現在までの間にも、セキュリティに関する更新は何度もありました。特に 2025 年は生成 AI が進化し、それを利用して悪意のあるコードが生成されるような事例が散見されるようになりました。
少し話は逸れますが、人間が習慣を定着させるための法則の 1 つに「実行までのハードルを下げる」というものがあります。例えば「毎朝走る」という習慣を作りたい場合、起きてから着替えて靴を履くという一見当たり前のタスクも、初心者には高いハードルになります。そのため、寝る前にあらかじめウェアを着て寝るといった工夫が有効です。
依存関係の更新もこれに似ています。「やらなくてもいいが、やったほうがいい」という絶妙なラインにある作業は、たとえコマンド 1 つ叩くだけであっても、強制されると苦痛に感じます。こうした「やらなければならない」という思いが脳のメモリを消費し、知らず知らずのうちに認知負荷を高めているのです。
書籍「システム運用アンチパターン」の 7 章では、自動化が重要になる 4 つの領域として「待ち時間」「実行時間」「実行頻度」「実行のばらつき」が挙げられています。依存関係の手動更新は、まさにこの 4 つすべてに該当します。
誰かに依頼して完了を待つ時間、毎回発生する作業時間、週次や月次で繰り返される頻度、そして人によって微妙に異なる手順。これらを自動化することで、認知負荷だけでなく、実際の作業負荷も削減できます。
Renovate による自動化の基本方針
ここでの基本方針は、極力人は判断のみに集中し、作業は機械に任せるということです。具体的には、どのようなことでしょうか。過去のセキュリティインシデントや npm でのマルウェア発生などを例に考えてみましょう。
日常的な更新と緊急時の更新を分けて考えます。
日常的な更新では以下のルールで運用します。
- 一定のタイミングで自動更新
- テスト通過後に自動マージ
- 人間の介入は不要
緊急時の更新では以下のルールで運用します。
- 専用の CI(自動テストや自動ビルドを行う仕組み)ジョブを手動実行
- CI 経由で PR を作成
- テスト通過後に自動マージ
手動で更新する際も、開発者がローカル環境にリポジトリをクローンして作業するのではなく、CI 上のジョブを実行するだけで PR が生成される状態が理想です。
また、運用方針として、破壊的変更が含まれるメジャーバージョンはシステムを安定稼働させるために、自動更新の対象外とします。逆にパッチバージョンやマイナーバージョンは積極的に更新していきます。これは人間の介入を必要最小限に抑えつつ、システムを安全に動かし続けるための重要な施策です。
この運用のポイントは、判断が必要なものを最初から対象外に設定してしまえば、残りは機械的に更新できるという点です。「自動化に懸念がある」と感じるのは、すべてを機械に任せようとするからです。判断と作業を分離すれば、安全に自動化できます。
なぜ最新バージョンをすぐに入れないのか?
パッケージを最新に保つ理由は 2 つあります。
1 つ目は、セキュリティ的な観点で重大な脆弱性が発見された際に、修正パッチが適用されたバージョンへ即座に移行しやすくするためです。例えば毎日自動更新すれば、今回の React のようなパッチバージョンが即座に公開されたケースでも、自動でマージできるため、人間の対応コストを最小限に抑えられます。
2 つ目は、当然ながらパフォーマンスの向上や新機能を利用できる点です。パッチバージョンは軽微なバグ修正が中心ですが、マイナーバージョンでは新機能が追加されることもあるため、常に互換性を維持しながら最新のライブラリを活用し続けることができます。
これらのメリットは、セキュリティ面だけでなく、最新の開発環境の維持や、実際にバグが起こった際の調査においても重要な要素です。
しかし、今回の Renovate 設定では、最新バージョンをすぐさま取り込むようなことはしません。というのも、公開直後のタイミングに特有のリスクが存在するからです。それが、2025 年に多発した サプライチェーン攻撃(正規のソフトウェアに悪意のあるコードを混入させる攻撃) のリスクです。
Malicious versions of Nx and some supporting plugins were published
## Summary Malicious versions of the [`nx` package](https://www.npmjs.com/package/nx), as well as some supporting plugin packages, were published to npm, containing code that scans the file syst...
詳細は省きますが、ざっくり説明すると、Nx というライブラリに不正なマルウェアが仕込まれるという事案がありました。これには postinstall スクリプトが含まれており、インストールと同時に秘密情報を収集する仕組みになっていて、900 人以上が被害を受けました。
悪意のあるコードが仕込まれた新バージョンが公開されることがあります。タイミング悪くパッケージ更新のチェックと重なると、その不正なパッケージがマージされ、そのままインストールしてしまう危険性があります。
そこで Renovate では、クールダウン期間(minimum release age) という仕組みを使います。これは、パッケージが公開されてから一定期間が経過するまで、自動更新の対象にしないという設定です。
例えば、クールダウン期間を 3 日に設定した場合、新しいバージョンが公開されても、3 日間は自動更新されません。この間に、コミュニティが問題を発見し、パッケージが取り下げられたり、修正版が公開されたりします。先ほどの Nx の事例でも、不正なパッケージは数時間で発見され、取り下げられました。
つまり、最新であることよりも、検証済みであることの方が安全なのです。毎日自動更新することは、最新の脆弱性対策を受けられる一方で、最新のマルウェアも受け入れてしまうリスクがあります。2〜3 日遅らせることで、コミュニティという検証を経たバージョンのみを取り込めます。
緊急時はどうするのか?
ここで 1 つ懸念点があります。それは、クールダウン設定を入れることで重大な脆弱性への対応が遅れてしまうのではないか、という点です。これについては確かにそのとおりなのですが、重要なのは緊急時と通常時の運用を明確に切り分けることです。
その一環として、何をもって「緊急」とするのかを組織やチームであらかじめ定義しておくことが最も重要です。例えば、社内で使用しているメインライブラリ、今回で言えば React で脆弱性が発見された場合は、早急に対応すべきです。
プロダクトへの影響が致命的であり、放置するほどビジネス上のリスクが増大するからです。その他にも、公式が「今すぐ対応せよ」と強い指示を出している場合や、マルウェアの混入など明らかに悪意のある事象が発生している場合に限り「緊急」と定義しておくことが重要になります。
判断に迷うような場合でも、結局はパッケージのバージョンを上げてマージするだけなので、リスクはほとんどありません。「悩んだら回す」くらいの運用が、一番精神的な負荷がかからないと考えています。
そしてここで重要なのが、極力ローカル環境でバージョンアップせず、CI 上のジョブ実行ボタンを押すだけで完結させることです。これにより、予期せぬ操作ミスなどを防ぐことができます。誰かがその場限りの独自設定で対応してしまうと、その人がいなくなった後の引き継ぎやメンテナンスが困難になります。そのため、緊急時であっても既存の運用フローを崩さないことが重要です。
これは「システム運用アンチパターン」10 章で紹介されている「情報のため込み」という問題への対策でもあります。特定の人だけが知っている作業手順は、その人がいなくなった瞬間に組織の脆弱性になります。CI 上のジョブとして自動化しておけば、誰でも同じ手順で実行でき、属人化を防げます。
少し話はそれますが、組織内でメンバーが活発に情報共有することも望ましい形です。今回の React の脆弱性が発見された際も、一部のメンバーが組織の全員に向けてメンションを送り全体周知したことで、CTO や部長クラスのメンバーにも迅速に情報が伝わりました。これが社内全体のセキュリティリスクを再考する良いきっかけにもなりました。
最低限の設定例
ここまで運用哲学について触れてきましたが、実際にどう設定するのかという疑問があると思います。最低限必要な設定を、簡単に紹介します。
Renovate の基本設定
Renovate の基本設定を示します。クールダウン期間とメジャーバージョンの除外を含みます。
{
"$schema": "https://docs.renovatebot.com/renovate-schema.json",
"extends": ["config:recommended"],
"minimumReleaseAge": "3 days",
"packageRules": [
{
"description": "Patch, Minor は自動マージ",
"matchUpdateTypes": ["patch", "minor"],
"automerge": true,
"labels": ["automerge", "dependencies"]
},
{
"description": "Major は自動マージしない",
"matchUpdateTypes": ["major"],
"automerge": false,
"labels": ["dependencies"]
}
],
"vulnerabilityAlerts": {
"enabled": true,
"automerge": true,
"minimumReleaseAge": "0 days",
"labels": ["automerge", "security"]
}
}この設定により、パッケージが公開されてから 3 日間は自動更新されず、その期間にコミュニティが検証を実施します。
また、破壊的変更を含むメジャーバージョンは自動更新の対象外となるため、判断が必要なものは人間が対応し、それ以外は機械的に処理されます。
自動マージの設定
Renovate が作成した PR を自動的にマージするには、GitHub Actions でワークフローを用意します。ここでは、Renovate または後述する緊急更新ワークフロー(GitHub App を使用)が作成した PR を、CI 通過後に自動マージする設定を紹介します。
name: Auto Merge
permissions: {}
on:
pull_request:
types: [opened, labeled, synchronize, reopened]
jobs:
auto-merge:
if: |
contains(github.event.pull_request.labels.*.name, 'automerge') &&
(github.event.pull_request.user.login == 'renovate[bot]' ||
github.event.pull_request.user.login == 'your-github-app-automation[bot]')
timeout-minutes: 30
permissions:
contents: write
pull-requests: write
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- name: Enable Auto Merge (will wait for required checks)
env:
GH_TOKEN: ${{ github.token }}
PR_NUMBER: ${{ github.event.pull_request.number }}
run: gh pr merge --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --squash --auto --delete-branch "$PR_NUMBER"この設定により、Renovate や緊急時のバージョン更新フローで作成した PR は、テストやビルドが成功した後に自動的にマージされます。人間が介入する必要はありません。
緊急時のバージョン更新ワークフロー
通常の自動更新とは別に、重大な脆弱性が発見された際など、緊急でバージョンを上げる必要がある場合のワークフローです。これは手動で実行でき、ローカル環境での作業を必要としません。
依存関係の更新が発生していない場合は失敗するようにして、誤って手動で実行されることを防ぎます。
name: Emergency Dependency Update
permissions: {}
on:
workflow_dispatch:
inputs:
package_name:
description: "特定のパッケージ名(空欄で全て更新)"
required: false
type: string
jobs:
update:
timeout-minutes: 15
runs-on: ubuntu-latest
permissions:
contents: write
pull-requests: write
steps:
- uses: actions/checkout@8e8c483db84b4bee98b60c0593521ed34d9990e8 # v6.0.1
with:
persist-credentials: false
- uses: ./.github/actions/setup
- name: Generate GitHub App Token
id: generate-token
uses: actions/create-github-app-token@29824e69f54612133e76f7eaac726eef6c875baf # v2.2.1
with:
app-id: ${{ secrets.APP_ID }}
private-key: ${{ secrets.APP_PRIVATE_KEY }}
repositories: ${{ github.event.repository.name }}
permission-contents: write
permission-pull-requests: write
- name: Update dependencies
env:
PACKAGE_NAME: ${{ inputs.package_name }}
run: |
if [ -n "$PACKAGE_NAME" ]; then
echo "Updating package: $PACKAGE_NAME"
bun update "$PACKAGE_NAME"
else
echo "Updating all packages"
bun update
fi
- name: Create Pull Request
id: cpr
uses: peter-evans/create-pull-request@98357b18bf14b5342f975ff684046ec3b2a07725 # v8.0.0
with:
token: ${{ steps.generate-token.outputs.token }}
committer: github-actions[bot] <41898282+github-actions[bot]@users.noreply.github.com>
author: github-actions[bot] <41898282+github-actions[bot]@users.noreply.github.com>
commit-message: "chore(deps): emergency update ${{ inputs.package_name || 'all packages' }}"
branch: emergency-deps-update-${{ github.run_number }}
delete-branch: true
title: "🚨 Emergency: Dependency Update"
body: |
## 緊急依存関係更新
**パッケージ**: ${{ inputs.package_name || '全パッケージ' }}
**実行者**: @${{ github.actor }}
このPRは手動実行された緊急アップデートです。
CI完了後に自動マージされます。
### チェックリスト
- [ ] 変更内容を確認
- [ ] CIが通過することを確認
labels: automerge,dependencies,emergency
- name: Check for changes
if: steps.cpr.outputs.pull-request-operation == 'none'
run: |
echo "::error::No dependency updates available. All packages are already up to date."
exit 1
- name: PR created successfully
if: steps.cpr.outputs.pull-request-operation == 'created'
env:
PR_URL: ${{ steps.cpr.outputs.pull-request-url }}
run: |
echo "Pull request created: $PR_URL"このワークフローは、GitHub の Actions タブから「Run workflow」ボタンをクリックするだけで実行できます。緊急時であっても、誰かがローカルで作業する必要はなく、CI 上で完結するため、属人化を防げます。
GitHub App の設定
依存関係の緊急更新ワークフローで GitHub App を使用する理由は、GitHub Actions の制約を回避するためです。
GITHUB_TOKEN で作成された PR は、再帰的なワークフロー実行を防ぐために後続のワークフローをトリガーしません。そのため、緊急更新で PR を作成しても、自動マージワークフローが起動せず、手動でマージする必要が出てしまいます。
Creating pull request with GitHub Actions will not trigger workflows
GitHub App トークンを使用すれば、この制約を回避でき、緊急更新で作成された PR も自動マージの対象になります。企業での運用を想定する場合、この設定は必須です。
設定手順は以下の通りです。
- GitHub Settings → Developer settings → GitHub Apps で新規作成
- 権限を設定(Contents: Read and write、Pull requests: Read and write)
- Private Key を生成し、App ID とともに Repository secrets に登録(
APP_ID、APP_PRIVATE_KEY)
この設定により、緊急更新ワークフローが作成した PR も、Renovate と同様に自動マージされます。実際に企業で導入する場合、APP_ID、APP_PRIVATE_KEY などの環境変数は Organization secrets に登録することを推奨します。
WARNING
現在記載している内容では、GitHub App トークンによる自動マージ後に main ブランチ(=本番デプロイ)まで自動実行されます。
実際の業務システムでは予期せぬ不具合を防ぐため、ステージング環境での動作確認など、段階的なデプロイフローを組み込むことを強く推奨します。
おわりに
すべての問題を解決する万能な方法は存在しません。ここで挙げている例も、あくまで 1 つの組織に当てはめた場合の例ですので、実際に運用する現場によっては大きく異なることも考えられます。
想定外の新たな課題が出てくるでしょうが、それでも仕組み化をする理由があります。セキュリティインシデントのように問題が起きてから慌てるのではなく、日常的に更新され続けることを前提にすることで、実際に問題が起きた際の対応コストが下がり、持続可能な開発が実現します。
セキュリティは、常日頃から予防され続けている状態こそが、最大の対策となるのです。
今回のような設定が難しいと感じる場合は、まずは自分のプロジェクトの小さなシステムからでも良いので、Dependabot などを導入してみてください。
そして Dependabot を使ってみて、うまくいかなかった点や困ったことを実践を通じて理解した後に、Renovate を導入してみてください。
やはり自分自身で経験した難しさや課題には説得力があります。まずは個人プロジェクトから始めて、うまくいったらチームに提案するような形で、その都度向き合っていきましょう。
参考
理解度チェック
問題1: Renovateの「クールダウン期間(minimum release age)」を設定する主な目的は何ですか?
サーバーの負荷を軽減するため
サプライチェーン攻撃のリスクを回避するため
依存関係の更新頻度を減らすため
テストの実行時間を確保するため
問題2: 緊急時のバージョン更新で、ローカル環境ではなくCI上のジョブを使用することが推奨される理由は何ですか?
ローカル環境では更新コマンドが使えないから
CIの方が処理速度が速いから
属人化を防ぎ、誰でも同じ手順で実行できるようにするため
セキュリティ監査のログを残すため
問題3: 緊急更新ワークフローでGitHub Appトークンを使用する理由は何ですか?
GITHUB_TOKENより権限が強いから
GITHUB_TOKENで作成されたPRは後続のワークフローをトリガーしないという制約を回避するため
GitHub Appの方がセットアップが簡単だから
プライベートリポジトリでのみ動作するから